【企画趣旨】
わかば会会員の履歴書という企画は経営者個人の経験や考え方等を第三者目線で発信していく為、わかば会に関わる大学生記者に取材・ライティングを実施戴き、「現役大学生から見た地元の若手経営者」の知られざる?一面に触れて行きたいと思います。 企画:わかば会事務局 事務局長 中桐 龍治
レストラン・お弁当
オーナー 林篤徳(はやし あつのり)氏
1980年2月10日生まれ。草津東高校を卒業後飲食業界へ入るため辻調理師専門学校に進学。卒業後は板前、宅配寿司の店長、居酒屋の店長などで約15年の修行を経て独立し、現在の一汁三菜を開いた。
(以下、大学生記者の取材に基づいた記事です)
今回は、飲食店のオーナーである林さんにお話を聞いてきました。一汁三菜の店舗でインタビューさせていただいたのですが、非常に雰囲気の良い店舗で、林さん自身もはきはきとしていて親しみやすい印象を受けました。
・飲食業の魅力
ダイレクトでお客様の声が伝わってくるというのが一番の魅力とのことでした。もちろん良い反応ばかりではないものの、どちらにしてもすべて自分の行動の結果を実感できるというのがやりがいにも繋がっているとのことでした。
・店で大事にしていること
大前提としては、お客様に満足してもらうこと。その前提の下で、添加物などを使っていない安心安全なもの、既製品をほぼ使わないことによる手作り感を大事にしているそうです。この手作り感というのは、料理そのものが手作りなのは当然ですが、扱っているお米は林さん自ら栽培している滋賀県産みずかがみをを使用していたり、他の食材に関してもご自身で栽培しているものも多く、新鮮なものが常に提供できるという強みにも繋がっているそうです。
お客様の要望には極力応えられるように意識していて、アレルギーがある人からのアレルギー物質を避けた料理を提供するなど、チェーン店ではできないような柔軟性というのも個人店ならではのことであると話していただきました。
・飲食業界の適性
第一には、素直な心だそうです。人との関わりが圧倒的に多いので、失敗などをしたときに人からのアドバイスを素直に受け入れられる人はやはり成長も早いとのことでした。
第二には、人と関わることが好き、人を喜ばせるのが好き、料理が好き、という気持ちを持っている人は楽しく働くことができるので向いているのではないかとのことでした。
・最後に
正社員、独立を目指す人などを募集しているとのお話もありました。どんな人と働きたいか聞いたところ、やる気がある人、なんでもいいから夢を持っている人という返答が返ってきました。飲食業の夢じゃなくてもいいそうですが、独立の目標がある人に関しては飲食に関する知識のほとんどを学べる環境があるとのことで、サポートも充実しているという自信があるそうなので特におすすめだと思います。
料理もいくつかいただいて、何より驚いたのは野菜の新鮮さでした。スーパーなどで売っているものとは比にならないくらいシャキシャキしていて美味しかったです。その質の高さにも関わらず値段設定もリーズナブルだったので、食事、デートなどに利用するのも良いのではないでしょうか。
記: 取材時 佛教大学 文学部 卒業 船ヶ山 一馬 (2018年4月より広告業界に就職)